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五十嵐 寛; 池田 貴儀; 米澤 稔; 中嶋 英充
no journal, ,
平成23年3月11日の東日本大震災による福島第一原子力発電所(福島第一)事故(以下、福島原子力事故)が発生して以来、事故やその後の対応等に関わる膨大な情報が政府、発電事業者、関係研究開発機関等から発信されてきている。これらの情報を事故により汚染された地域での放射線管理、福島第一の復旧と廃止措置、環境回復、避難計画策定、事故の再発防止等に役立てるためには、その情報の適切な保存・継承(以下、アーカイブズ)が求められる。また、このようなアーカイブズの活動は、日本国内のみならず国際的にも共通の知識として後世にわたって共有・活用する上で重要である。一方、最終処分まで見通した放射性廃棄物管理に関わる情報の保存についても重要と考えられている。本発表では、福島原子力事故関連情報のアーカイブ活動について、原子力機構で進めている福島アーカイブを中心とした事例を紹介するとともに、放射性廃棄物管理に関わる情報の保存に向け、これらの活動から汲み取ることができる教訓について検討した。
広田 直樹; 片岡 理治; 向井 雅之; 山口 徹治
no journal, ,
地層処分において処分場閉鎖後の安全性を評価するためには、放射性物質を長期間にわたり安全に隔離することが期待されている人工バリアの性能を評価する必要がある。我々はこれらを適切に評価するため、物質移行と地球科学反応の解析を連成し、物質移行パラメータ変化を反映しつつ長期変質挙動を解析することができる物質移行-変質連成解析コードMC-BUFFERを開発してきた。本報告は、整備してきたMC-BUFFERの機能および特徴と、透水試験データを用いたMC-BUFFERの検証について報告する。さらに、地下水条件について幅広く設定した10万年にわたる人工バリア長期変遷挙動解析の結果より、地下水条件が緩衝材機能に与える影響について示す。
柴田 雅博
no journal, ,
使用済燃料の直接処分に関する研究開発の現状と課題について、「使用済燃料直接処分の第1次取りまとめ」の概要を含めて、紹介する。